第74回“社会を明るくする運動”のキャッチフレーズは、「想う、ときには足をとめ。」です。
犯罪や非行からの立ち直りのためには、更生に向けて努力する人の未来を信じて、その「変わっていく時間」にともに寄り添う人たちの存在が必要です。
本運動は、人と人がゆるやかにつながり、支え合う、安全で安心な明るい社会の実現を目指しています。
目まぐるしく情報が行き交い、高速化する現代
高度に合理化・効率化されたシステムの中で
私たちは日々暮らしている
「待つこと」「時間をかけること」の価値が
失われつつある世の中にあっても
過去のあやまちへの反省と未来に向けた立ち直りに
諦めずに寄り添い続ける人たちがいる
“私たちの「待つ時間」は、きっと誰かの「変わっていく時間」”
人に希望を見い出し、信じて待つこの姿勢こそ
更生保護の真価であり、温かみであり、
現代社会にまばゆく輝く光であると思う
※法務省サイトより引用https://www.moj.go.jp/hogo1/kouseihogoshinkou/hogo03_00103.html
“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。令和6年で74回目を迎えます。
テレビや新聞では、毎日のように事件(犯罪)のニュースが報道されていますが、安全で安心な暮らしはすべての人の望みです。
犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのでしょうか?
取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことで、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることもまた、とても大切なことなのです。
立ち直りを支える家庭や地域をつくる。そのためには、一部の人たちだけではなく、地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。“社会を明るくする運動”では、犯罪や非行のない地域をつくるために、一人ひとりが考え、参加するきっかけを作ることを目指しています。
”社会を明るくする運動”では、街頭広報、ポスターの掲出、新聞やテレビ等の広報活動に加えて、誰でも参加できる様々な催しを行っています。イベントに参加したり、このホームページを見たりしたことなどをきっかけにして、犯罪や非行のない安全で安心な暮らしをかなえるためいま何が求められているのか、そして、自分には何ができるのかを、みんなで考えてみませんか。